文章中国磁器を観察する方法

中国磁器を観察する方法

一つの見た目だけで中国磁器の産地や年代を証明することはできない。素地、釉、高台、文様、寸法、来歴、そして得られた根拠の限界を組み合わせて観察する。

まず正面、背面、側面、内側、底、高台をそろえる。釉に斜光を当てた写真と、定規を添えた写真も必要である。一枚の整った写真から推測せず、形、表面、寸法、状態を分けて読むためである。

根拠は連鎖として読む。高台に露出した素地は質感と焼成色を示し、釉は溜まり、摩耗、気泡、後補を示すことがある。文様から顔料が釉の下・中・上のどこにあるかを観察できる。ただし、どの特徴も単独では窯、工房、年代を確定しない。

来歴の主張は目視の観察と分ける。窯の町、工房、旧蔵、請求書、発掘記録は、確認できる場合に限って根拠になる。材料と技法までは判断できても、年代や産地までは判断できない場合、その限界を明記する。

質問

年号銘があれば年代を証明できるか。
できない。銘は写されることがあり、過去の時代への敬意として使われることもある。年代判断には別の根拠が必要である。
澄んだ音がすれば磁器と証明できるか。
できない。音は補助になるが、形、厚み、損傷、録音条件に左右される。単独の判定法ではない。

景徳鎮磁器

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